投資において最も重要な問いは、「自分の資本はいかに保護されるか」という点です。
本記事では、8lendsにおける投資の安全性がどのように確保されているのか、RWAアプローチの意味、スイス企業Maclear AGの役割、そして借入人が義務を履行しなかった場合に何が起きるのかについて解説します。
RWAとは何か、8lendsではどのように機能するのか?
RWA(Real World Assets:現実資産)とは、ローンの担保として使用される有形の物理的資産を指します。
8lendsにおいて、これは企業が将来の収益予測ではなく、**特定の「物件(プロパティ)」**を担保に資金調達を行うことを意味します。
簡潔に言えば以下の通りです。
お客様は企業に投資し、その資金はスマートコントラクトのロジックだけでなく、実物資産によって裏付けられます。このモデルにおいて、ブロックチェーンは透明性の確保、決済の自動化、および操作の記録を担います。資本の保護は、すべてのローンの背後に検証可能な価値を持つ資産が存在するという事実に裏打ちされています。
どのような資産が担保となるのか?
8lendsでは、流動性のあるビジネス資産のみを担保として受け入れます。
これには、機械、車両、設備、不動産など、物理的に存在し、明確な市場価格を持つものが含まれます。
将来の収益や売上見込みを担保にすることはありません。このアプローチにより、予測ではなく資産の実際の価値に依拠することが可能になります。
本記事の後半では、セキュリティの証明が実際にはどのようなものであるかを確認できるよう、実物担保の付随書類(ドキュメント)の例を掲載しています。
Maclear AGの役割と担保代理人(Collateral Agent)とは?
ブロックチェーンは透明性と自動化を提供しますが、現実世界において資産を差し押さえたり、法的プロセスを執行したりすることはできません。
そのため、スイス企業のMaclear AGが**担保代理人(Collateral Agent)**として、8lendsのエコシステムにおいて重要な役割を果たします。
担保代理人は、すべての投資家に代わって行動する主体です。法的に質権を設定・登録し、担保が実際に存在し、書類化されているかを監視します。
借入人が義務の履行を停止した場合、Maclear AGが回収プロセスを開始します。担保物件の差し押さえ・返還の組織化、資産価値の評価、売却の実施を行い、回収された資金を投資家に対して投資額に応じて厳密に按分(あんぶん)して分配します。
LTV:リスクレベルを事前に評価する方法
各プロジェクトの開始前に、ローンと担保のパラメータを評価します。その際の主要な指標の一つが**LTV(Loan-to-Value:融資価値比率)**です。
LTVは、担保価値に対して融資額がどの程度の比率であるかを示します。
計算式:
LTV = (融資額 / 担保価値) × 100
例:
融資額が500,000ドル、担保価値が750,000ドルの場合:
500,000 / 750,000 × 100 = 約66.6%
投資家としての判断基準:
LTVが低いほど、担保に余裕があるため安全性が高いと言えます。したがって、LTVを確認することは、投資前にプロジェクトの保護状況を迅速に把握するための有効な手段となります。
借入人が支払不能になった場合はどうなるのか?
借入人が毎月の利息支払いを停止した場合、まず調整期間が設けられます。
支払延滞が60日を超えた場合、担保代理人であるMaclear AGが担保資産の清算プロセスを開始します。
資産の鑑定と売却が行われ、その収益は投資額に比例して投資家間で分配されます。
- 売却された資産価値が融資額を完全にカバーした場合、投資家は元本の100%を受け取ります。
- 一部のみが回収された場合、実際に回収された金額に基づいて比例配分されます。
実物担保に関する書類
「担保」という言葉の背後に何があるのかを理解していただくために、実際の書類の例を紹介します。
これは融資契約書全文ではなく、どのような資産が担保として譲渡され、どのように記述されているかを記録した**質権設定契約の付随書類(アネックス)**です。
法的制限および守秘義務により契約書全文を公開することはできませんが、借入企業の承認を得た上で、匿名化した付随書類を公開しています。これにより、プラットフォームが扱うセキュリティの実例を確認いただけます。
まとめ
8lendsにおけるRWAは、投資保護のための実務的なアプローチです。
ブロックチェーンの透明性と、実物資産、法的登録、そして明確なプロセスを組み合わせています。私たちは、単なる約束ではなく、実効性のあるメカニズムに基づいて資本を保護する、持続可能な投資モデルを構築しています。